火華

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褒めたいところ

自分に褒めたいところがあるとは、今まで一度も思ったことがない。それは何故か、先に言わせてもらうと、褒めたいところが「ある」「ない」とは関係なく、自分には自分を褒めたいと言う気持ちが全く湧き上がらないからだ。つまり俺を褒めたくない、あなたたちを褒めたくない。そう言うことだ。

 

それは謙遜やらあるいは高慢から来る感情ではない。そんなバカな理由ではなく、仮に褒められるべきところがあるとしたら、それはただ「そうである」に過ぎないと思っているからだ。

 

俺がなにかしかの成果を得たと言うこと。更にこれから成し遂げていくこと。もちろんあなたたちの場合でも。それは私たちが俗に言う努力なんかによって成し遂げたわけではなく、最初からそうであるべきだったと少なくとも俺は信じたいからだ。

 

こう考えると私は大した人ではない。他人に比べて優れてなんかない。あなたもそしてあなたも。俺は醜くなんかない。何かに比べて決して劣ってなんかない。あなたも、そしてあなたも。

 

私もそうでありたいから、あなたを非難したくないから。

 

褒めなければ、褒められない。褒めなければ憎まない。褒めなければ憎まれない。

 

私はそうであるべきだと心の底から思っている。